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執筆者の写真Yoko Yamamoto

アイディアを世の中に

更新日:2018年4月6日



「アイディアを世の中へ出すこと。それができれば

 (もしも資金調達が失敗におわったとしても)

 ”great victory” であると思います」


     Kickstarer 創設者 Yancey Strickler



クラウドファンディングにアイディアを公開することで、

真似されるという指摘もあります。


CFによる懸念事項は次のようなものがあげられます。


・詐欺行為や資金の持ち逃げ

・知的財産の公開によるアイデアの盗用

・想定外のトラブル


一方、CFでアイデアを公開するのは、

私たちが最初に考えたよ、という宣伝になる、という捉え方もあります。

アイデアが盗用されたとしても、盗用した側が「パクリ」とレッテルをはられるわけです。


パクリのほうが優秀で魅力的だったら、どうでしょう。


アイデアが初期のころより、よくなっていく過程は、

利用者としては、歓迎すべきですよね。


これは、購入型をイメージするより、

リターンはあるけれど、より問題解決型のCFでイメージしてみるといいかもしれません。


地域によって違いがでてくることもありますが、

古民家再生カフェなどは、そのアイデアがむしろ共有されていきますよね。


たくさんの人に真似してほしいアイディアも

パクリはされたくないアイディアも

世に出なければ、みえないままです。



形になってはいないけど、世に出す宣言!

アイデアやコンセプト自身を軽やかにオープンに

断捨離もいいですが、アイデアも一旦手放すって、いいかもしれないね。



「アイディアを宣言して形にすれば、その後似たものがでてきても、

意外と人はオリジナルを大事にしてくれるというウェブの自浄作用を信じている。

弁護士を雇って知的財産の権利をとったとしても、類似品はでてきますね。(中略)

ベストな方法というわけではないけれど、一つの方法であることは確かだと思います。」

 

 書籍「ぼくらがクラウドファンディングを使うわけ」より



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